強烈寒波のピークは土日。日本海側は広く大雪や猛吹雪に警戒。太平洋側の市街地でも積雪の可能性。これまで寒さが控えめだった関東も厳しい寒さになるでしょう。
この記事の写真をすべて見る◆数年に一度の寒気 到来
今回の寒波のピークは土曜日から日曜日。北日本や北陸の上空約5000メートルには氷点下42度以下、東日本や西日本にも氷点下30度以下の強い寒気が流れ込むでしょう。数年に一度レベルの強い寒気が予想されており、広く冬の嵐に見舞われそうです。
◆日本海側は大雪 太平洋側でも積雪
【北海道や東北、北陸】日本海側を中心に雪の量がさらに多くなるでしょう。市街地でも大雪となる恐れがあります。風も強まり、見通しのきかない猛吹雪となる所もあるでしょう。車の立ち往生など、交通機関への影響に警戒して下さい。不要不急の外出は避けた方が良いでしょう。
【長野県・岐阜県・近畿北部・山陰】今季一番の大雪が予想されます。交通機関への影響に警戒して下さい。重たい雪が電線に着雪し、停電が起こる可能性もありますので、懐中電灯や暖をとるものを用意しておくと良いでしょう。
【東海(愛知県・三重県)・近畿中部・南部・山陽・四国】普段、雪に慣れない名古屋や広島など市街地でも積雪となる可能性があります。列車の遅れなど交通機関への影響に注意して下さい。車の運転は冬の装備で、無理のないようになさってください。
【関東】北部の山沿いでは大雪になるでしょう。雪雲が流れ込み、北部の平野部でも雪の積もる所がある見込みです。箱根から多摩地方や秩父地方にかけてもうっすら地面が白くなる所があるでしょう。関東南部の平野部でも雪の降る可能性はありますが、23区では積雪の可能性は低い見込みです。
◆各地で厳寒 東京も厳しい寒さ
全国的に厳しい寒さとなるでしょう。土曜日の最高気温は北海道や東北北部は広く氷点下の予想です。東京は6度と今日より5度以上低いでしょう。名古屋や大阪は5度くらいまでしか上がらず、今季一番低くなる見込みです。北風も強まるため、気温の数字より寒く感じられそうです。日曜日の朝は冷え込みが強まり、広く氷点下の冷え込みとなるでしょう。東京も今シーズン初めて冬日となる予想です。万全な寒さ対策をしてお過ごしください。
この土日はセンター試験ですが、交通機関への影響が懸念されますので、受験生の方は時間に余裕を持った行動を心掛けて下さい。厳しい寒さですので、手がかじかまないよう、手袋やカイロなどがあると良さそうです。