8日の関東は、局地的に傘が全く役に立たないような非常に激しい雨が降る見込み。沿岸部は風に向かって歩けないくらいの強風が吹くでしょう。雨や風のピークは昼前から夕方です。
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台風13号は、8日(木)の朝までに温帯低気圧に変わるとみられますが、この低気圧は前線を伴って8日(木)に関東地方を通過する見込みです。台風から温帯低気圧に変わっても、関東地方には雨雲のもととなる暖かく湿った空気がたっぷり流れ込むため、局地的に雨雲が発達するでしょう。
8日(木)にかけては断続的に激しい雨が降り、局地的には傘が全く役に立たないような、非常に激しい雨の降る所がある見込みです。短い時間に非常に激しい雨が降ると、地下施設に水が流れ込んだり、マンホールから水が噴き出したりすることがあります。昼前から夕方にかけてが雨のピークとみられ、低気圧の進む速さによっては、朝の通勤・通学の時間に活発な雨雲がかかる可能性もあります。下記リンクの豪雨レーダーなどで、雨雲の動きをチェックしてください。
風の見通し
また、陸上では暴風にはならないとしても、沿岸部を中心に強い風が吹き、横なぐりの雨となる所がありそうです。内陸部でも傘があおられたり、膝上まで濡れてしまったりしそうです。風のピークも昼前から夕方です。予想される最大風速は陸上で18メートルと、風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出るくらいです。瞬間的には最大風速の1.5倍以上の風が吹くことがあります。強い風により扉が急に閉まり、指などをはさんでしまうケースもあります。風の強さは一定ではありませんので、それほど風が強くなくても「急に強まることがある」ということを忘れないようにしてください。
今のところ、広い範囲で交通機関が乱れる可能性は低いと見ていますが、滝のような雨や強い風により、一部、列車の運行などに影響が出る可能性もあります。念のため、交通情報を確認し、時間には余裕をもってお出かけください。