デイヴィッド・ギャレット初主演映画のイベントで、ストラディヴァリウスの音色を披露
デイヴィッド・ギャレット初主演映画のイベントで、ストラディヴァリウスの音色を披露

 デイヴィッド・ギャレットが主演・制作総指揮・音楽を務める映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』のジャパンプレミアが6月11日に開催され、名器ストラディヴァリウスによる生演奏が披露された。

 本作は、天才であり異端児と呼ばれた伝説のヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニの生き様を描いたストーリー。パガニーニについて、ギャレットは「ヴァイオリンを弾く人であれば、パガニーニはいつか絶対弾きたいと思う存在。そういう意味では、僕は約26年もの間、この役を演じるためにパガニーニを弾き続けてきたのではないかと思う。現存するパガニーニの楽譜は、ヴァイオリンパートが本人の直筆で遺されている。今回、パガニーニの作品を編曲するにあたり、ヴァイオリンのパートは手を加えずオリジナルのままにし、それ以外のオーケストラパートをヴァイオリンパートに見合うように、引き上げた。」と紹介した。

 また、映画の中でも使用しているストラディヴァリウスについて、他のヴァイオリンとの違いを聞かれると「まず、金額が違うよね。」と冗談を交えつつ、「多くのヴァイオリンを今まで演奏してきたが、もちろん金額に関わらず名器というものは存在すると思う。違いを挙げるとすれば、ストラディヴァリウスは、大勢のオーケストラと一緒に演奏しても、とても音が通る点が大きな違いだと感じている。」と語った。

 さらに6月21日からは自身のロックバンドを率いたツアーが東京と大阪で予定されている。「クラシックだけでなく、ロック、ポップス、ジャズ、R&Bと色々な音楽が詰まったコンサート。素晴らしいメンバーと一緒に演奏するので、楽しいコンサートになると思います。」と締めくくった。また、イベントの最後にはツアー中で演奏されるプログラムから、ギターのマーカス・ウルフとともにマイケル・ジャクソン「Smooth Criminal」、TOTO「子供の凱旋」、「愛しい人よ」の3曲を披露し、訪れたファンらは名器の音色に酔いしれた。

◎公開情報『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』
2014年7月11日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bukamuraル・シネマほか全国公開
主演:デイヴィッド・ギャレット

◎ツアー情報
【デイヴィッド・ギャレット MUSIC LIVE JAPAN TOUR2014】
2014年6月21日(土) 東京・六本木ブルーシアター
2014年6月22日(日) 東京・六本木ブルーシアター
2014年6月23日(月) 大阪・IMPホール

◎リリース情報『愛と狂気のヴァイオリニスト』
2014/06/11 RELEASE
UCCL-9080 3,564円(tax in.)