ブランド・マーケティングのプラットフォーム開発を行なうジャナ・モバイル(Jana Mobile)は、スマートフォン市場が急成長しているアジアを調査した結果、今年、世界中で売れるスマホの半数以上を同市場が占めるとしている。
インド、インドネシア、フィリピン、ベトナムの4か国でモバイル・ユーザー700人を対象に調査した結果、どの国でもほとんどのユーザーがスマホを特に音楽を聴くのに使っていることが分かった。使われているアプリが分散する中、SoundCloudと地元のアプリ数種類の人気が突出しているそうだ。
圧倒的多数の人が音楽を聴くのに携帯電話を使用しており、インドネシアでは90%と最も多く、もっとも少ないフィリピンでも69%だった。
また、音楽を聴く手段としてインド、ベトナム、インドネシアでは、ストリーミング・アプリの使用が23%~29%と、メディア・ライブラリー・アプリをしのいでいる。4か国全体で11%の人がYouTubeなどのビデオアプリで音楽を聴き、ラジオを聴くという9%を上回った。
東南アジアではSoundCloudが特に人気が高いことも分かっており、インドネシアのスマートフォン・ユーザーの間では音楽アプリとして最も人気が高く、ベトナムとフィリピンでもトップ3に入っているとのこと。一方、インドのユーザーはSongsPK、Saavn、Hungamaなどといった音楽/エンターテイメント専門のボリウッドのアプリを好むようだ。
なお、4か国中Spotifyが利用できるのはフィリピンだけだが、利用者は14%だ。昨年秋にワイヤレス・インターネットのプロバイダーが始めたSpinnrが32%となり、Spotifyを上回っている。