梅雨前線が活発化し、九州で記録的な大雨となりました。本県の甲佐では、21日午前0時19分までの1時間に150ミリの雨を観測、これは観測史上、全国の4位タイにのぼるほどの記録的な大雨でした。

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九州で記録的な大雨

梅雨前線が活発化し、九州には雨雲が次々と流れ込みました。
19日からの降り始めからの雨量は宮崎県のえびので500ミリを超えました。
特に、20日夜遅くから21日の明け方にかけて、発達した雨雲がかかりました。
長崎県や熊本県、宮崎県では、1時間に100ミリを超すような猛烈な雨が所々で降り、記録的短時間大雨情報が出されました。
中でも、熊本県の甲佐では21日、午前0時19分までの1時間に150ミリの雨を観測、これは観測史上、全国の4位タイにのぼるほどの記録的な大雨でした。
21日未明までの3時間雨量は長崎県の雲仙岳で198.5ミリに達しました。
熊本県の益城では157ミリと観測史上1位となりました。
熊本県などでは土砂崩れなどの被害もでました。
九州では今回の雨の峠は越えつつありますが、地盤が非常に緩んでいます。
今後、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
引き続き、土砂災害に警戒し、危険な斜面には絶対に近づかないようにして下さい。

朝には四国や近畿でも大雨

活発な雨雲は朝には四国や近畿にもかかりました。
愛媛県の八幡浜や高知県の田野、和歌山県の西川などでは1時間に50ミリを超すような非常に激しい雨が降りました。