6月がスタートしました。気象の世界では6月から8月までの3か月が夏なので、今日から夏と言えます。ただ、今夜の予想天気図を見ると、まるで冬によく現れる冬型の気圧配置。寒気が流れ込むので注意が必要です。
この記事の写真をすべて見る北日本 寒気の影響を受ける
今朝は、北海道や本州の上空を寒気を伴った気圧の谷が通過中です。この時期としては強い寒気なので、大気の状態が非常に不安定になり、雨雲が発達しやすいのです。このため、北海道と東北北部、東北南部の日本海側は昨日に続いて雨が降り、雷を伴う所があるでしょう。急に強く降ったり、落雷や突風の恐れがあります。特に、この時期はヒョウが降りやすいので対策をとっておくと良いでしょう。また、寒気が流れ込んでくるため、西寄りの風が強めに吹きそうです。日中の気温は上がらず、最高気温は15度前後の予想です。夜は一段と冷えそうです。北海道では2日の朝にかけて、標高の高い所や峠では氷点下まで下がる所があるかもしれませんし、雪のまじる所もあるでしょう。夜間は暖かめの服装で出歩いた方が良さそうです。夜になると寒気の影響を受けて、新潟県や長野県でも雨の所がある見込みです。
東と西 日中はカラリと晴れるが、夜はヒンヤリ
東北南部の太平洋側や関東から中国や四国地方にかけては、広く晴れるでしょう。北風が吹いて乾いた空気が流れ込みます。日中は空気が乾燥し、洗濯や布団干し日和になるでしょう。洋服の入れ替えには絶好ですから、冬や春物の洋服をタンスにしまうには良さそうです。日中の乾いた空気を活用しましょう。最高気温は関東から中国や四国地方は25度から28度くらいの所が多いでしょう。日中は半袖で過ごせますが、夜はヒンヤリしてきますので、カーディガンなど羽織る物があると良さそうです。
一方、九州から沖縄は曇りや雨とすっきりしない見込みです。最高気温は、九州は昨日より低くなり25度前後、沖縄は30度以上の予想です。こちらは湿度が高く、蒸し暑いでしょう。食品が傷みやすいのでご注意下さい。