3月19日(土)から21日(月)にかけて、3連休の方も多いと思います。この期間は、19日は雨の降る所が多く、花粉の飛散数は比較的少ない見込みです。20日(日)から21日(月)は天気が回復し、花粉の飛散数は西日本から東北地方にかけての広い範囲で多くなりそうです。
花粉症には、様々な治療法がありますので、自分に合った治療法を見つけましょう。また、花粉対策に効果があるとされている食べ物もあります。花粉症の時期には積極的に摂取して、少しでも花粉症の症状を和らげましょう。

皮下免疫療法と舌下免疫療法の違い
皮下免疫療法と舌下免疫療法の違い
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代表的なスギ花粉症の治療法

花粉を体内に取り込まないために、外出時にマスクやメガネを着用したり、帰宅したらすぐうがいや手洗いをする、窓を開けての換気は数cmだけにする、床などの掃除を濡れたぞうきんでこまめにする、など根本的な予防方法の実践はもちろんですが、いくら予防していても、完璧に防げるとは言い切れません。もし、実際に症状が出てきてしまったら、具体的にはどのような治療をすればよいのでしょうか。
現在、アレルギー症状を抑えるために用いられる薬は、飲み薬や、目薬、点鼻薬など様々です。薬局や病院で相談すると良いでしょう。
また、最近では、「舌下免疫療法」という新しい治療法が注目されています。この治療法は、アレルゲンであるスギ花粉を少量から投与することで、体を徐々にスギ花粉に慣らしていき、症状を和らげるものです。以前から注射による「皮下注射治療法」はありましたが、注射をするため、痛みを伴いますし、注射嫌いの方には苦痛なものでした。「舌下治療法」は毎日舌の下に投与するので痛みもありませんし、注射のため病院に行かなくても済むという利点があります。12歳以上の患者さんであれば、基本的に診療が受けられます。気になる方は、お近くの病院に相談してみてください。辛い症状が出てしまったら、自分に合った治療法を見つけていくことが大切ですね。

花粉症の症状を緩和させる食べ物

花粉症の辛い症状に効果的といわれている食べ物があります。
まずは、ヨーグルト。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、鼻や眼などのアレルギー症状の改善に効果的だと言われています。
また、バナナを食べ続けると、アレルギー症状であるくしゃみの緩和につながると言われています。バナナやヨーグルトは大体のスーパーやコンビニエンスストアなどに置いてありますから、簡単に手に入りますね。
ポリフェノールを含む食材も効果的です。玉ねぎはポリフェノールの一種であるケルセチンを含んでいます。フキにはポリフェノールの一つであるフキノール酸が含まれていますし、レンコンもポリフェノールの一種のカテキンが含まれています。ワサビやシソも抗アレルギー作用があることから、花粉症の時期には良いでしょう。玉ねぎやフキやレンコンはスーパーで売られていますし、レシピを考えるのも楽しいですね。ワサビやシソなどの薬味も日本人にはなじみのものです。辛い症状が出る時期だからこそ、花粉症に効果的な食材をおいしくいただいて、元気に乗り切りましょう。