土曜日は晴れて暑い所が多いですが、西から天気は下り坂。日曜日は広く傘が必要になるでしょう。東北の日本海側と北海道は土曜日、日曜日ともに雨となりそうです。

週末の天気(11日午前11時発表)
週末の天気(11日午前11時発表)
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週末にかけての天気の流れ

今週は関東や東北で記録的な大雨となり、きのうの栃木県・茨城県に続き、きょうは宮城県でも大雨特別警報が発表されました。(栃木県と茨城県はすでに解除、宮城県は午後3時現在継続中。)大雨をもたらした雨雲は、現在は弱まっていますが、北海道や東北には引き続き湿った空気が流れ込んでいます。週末も北海道と東北北部は雨の降りやすい状態が続きそうです。一方、あすは日本海に前線が延びてくるため、西から天気は下り坂に向かいます。地方ごとの天気をまとめました。

北海道・東北の日本海側の天気

台風17号(または台風17号から変わる低気圧)は北海道の北へ進みます。また、台風18号から変わった低気圧が日本海から北海道へ近づくでしょう。土曜日は、北海道は昼前後にかけて、東北の日本海側は明け方にかけて雨の降る所が多い見込みです。また、夜には日本海から延びてくる前線の雨雲が、日本海側から、かかりはじめるでしょう。日曜日は、広く雨が降る見込みです。最高気温は平年を下回り、札幌は21度の予想です。
なお、北海道の太平洋側の海上は、土曜日にかけてうねりを伴ってしける見込みです。海上や海岸付近では高波に警戒が必要です。

東北の太平洋側・関東甲信の天気

土曜日の日中は広く安定した晴れの天気となる見込み。最高気温は29度前後で、都心は30度と真夏日の予想。仙台は27度。このところ曇りや雨が続いていましたので、久しぶりの日差しや急な暑さは体にこたえそうです。復旧作業などで屋外で活動される方は、こまめに水分を補給するなどの、暑さ対策をしっかりとなさってください。また、避難所でお過ごしの方は、暑さで体調を崩さないよう、お気をつけください。
日曜日は、前線の通過に伴って、午後は雨の降る所があるでしょう。ザーっと雨脚が強まる可能性もあります。ただ、雨雲の動きは早く、同じような場所に活発な雨雲が長くとどまることはありません。雨の降る時間は比較的短く、大雨にはならない見込みです。暑さのピークは土曜日ですが、日曜日も関東の内陸部では真夏日となる可能性があります。
※記録的な大雨により、地盤の緩んでいる所があり、川の水嵩がかなり増えています。雨が降っていなくても、崖などの急な斜面や川には、むやみに近づかないようにしてください。

北陸・東海から九州、沖縄の天気

【北陸、東海、近畿、四国】
土曜日は、おおむね晴れ。今のところ雨は降らない見込みです。(雨雲の動きが予想より早くなった場合は、夜遅くに雨が降りだす可能性あり。)最高気温は28度前後で、日差しが暑いでしょう。湿度は低めで、比較的カラリとした暑さです。日曜日は、四国や北陸など、早い所では未明から雨が降りだし、次第に雨の範囲は東へ。各地ともお出かけには雨具が必要でしょう。
【中国・九州】
土曜日は、午前中を中心に晴れますが、次第に雲が厚くなります。夜遅くなると雨が降るでしょう。お帰りが夜になる方は雨具をお持ちになるとよさそうです。最高気温は28度前後で、真夏日の所もあるでしょう。日曜日は次第に雨がやんで、日中は晴れてくるでしょう。
【沖縄】
土曜日、日曜日ともに晴れて、暑さが続くでしょう。那覇の最高気温は30度の予想です。土曜日はにわか雨の所がありそうです。