桜島では、規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっています。気象台は、桜島の噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げました。今後の情報に警戒してください。

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桜島島内で地震が多発 急激な地殻変動も

福岡管区気象台・鹿児島地方気象台によると、桜島では、けさから島内を震源とする地震が多発しています。また、島内では急激な地殻変動が観測されています。
今後、桜島では、規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっています。
このため、桜島に出されていた噴火警報を、レベル「3」から「4」に引き上げました。

噴火警戒レベル「4」とは?

火山周辺の居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想されます。
「避難の準備」が必要です。

警戒すべきことは?

昭和火口および南岳山頂火口から3km以内の、鹿児島市有村町・古里町では、噴火に伴って飛散する大きな噴石や火砕流に厳重な警戒をしてください。
風下側では、火山灰や小さな噴石が風に流されて落ちることがあります。
また、鹿児島県では、きょうは所々で雨雲が発生し、あすは広い範囲で雨が降る見込みです。
雨が降った時は、土石流にも注意してください。