「練習ではできるのに試合では力が出せない」と悩み、「何がダメなんだろう」と相談を送ってくれたのは、高校3年生の男子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんも相談者と同様に「本番に弱い」と打ち明け、どう乗り越えてきたかを話します。
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【よしおの答え】
ニコニコピーヤ、よしおも一緒だったよ……! よしおは小学生から高校生までずっと野球をやっていて、練習ではガンガン打てるのに試合じゃ全然打てない日々を過ごしていた。練習も、朝も放課後も、君と同じように取り組んでいた。だけどなかなか成果が出なくてね。苦しいよなあ。
いまも本番は全然強くなくて、テレビに出演するときはいつも緊張しちゃう。だけど、そんなよしおも楽しく生きているよ(笑)。それに、緊張しいだからこそ見つけ出せたリラックス方法もあるから、これから君に伝えていくね。そして、どうして試合になると力が出せなくなるのか、一緒に考えていこう!
■プレッシャーはパワーに変えよう
まず考えるべきなのが、本番に力が出せない原因。君自身は何か思い当たる節はある? よしおの高校時代、最後の夏の大会での話なんだけど、相手は超強豪校だったんだ。よしおはファーストを守っていてゴロが飛んできて取ったところまでではよかったんだけど、そのあと悪送球でエラー。そのままたくさん点を取られて、試合も負けてしまった。あの時は「俺がここで絶対いい送球しなきゃ」っていう気持ちが強くなってしまって、緊張を生んでしまったのかな、って思う。
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