ロード「ロイヤルズ」が2週連続全米No.1獲得
ロード「ロイヤルズ」が2週連続全米No.1獲得
この記事の写真をすべて見る

 セールス、ストリーミングに加え、エアプレイの伸びが凄まじく、先週よりもさらにポイントがアップした「ロイヤルズ」。本国ニュージーランドではダブルプラチナに認定され、この曲が収録されたデビューアルバム『ピュア・ヒロイン』は、ニュージーランドとオーストラリアで初登場1位を記録した。3日遅れでリリースされた米盤の売上げも好調で、今週のアルバムチャートで3位に初登場している。女性ソロ・アーティストでは、1987年にリリースされたティファニーの「ふたりの世界」以来の最年少全米1位獲得者(同16歳)に認定され、今後の活躍にも期待が寄せられる。2ndシングルとしてカットされた、「テニスコート」も、今週71位にホット・ショット・デビューを果たしている。

 4週目の2位に停滞中、ケイティ・ペリーの「ロアー」が先行シングルとしてリリースされたアルバム『プリズム』は、今月の18日にリリース。すでに大きなプロモーションが始動していて、今週34位にデビューした「ウォーキング・オン・エア」、38位には「ダーク・ホース」と、アルバムから既に3曲がTOP40以内にランクインしていて、iTunesはじめ、ダウンロードでの予約も好調。アルバムリリースまでに、もう1曲がTOP10内にランクインする可能性も高い。

 3位のマイリー・サイラスは先週よりもポイントを伸ばしている。首位を獲得したこの「レッキング・ボール」に加え、1stシングルの「ウィー・キャント・ストップ」も先週の15位から14位にアップした。両曲が収録されるアルバム『バンガーズ』が4日に発売され、次週はアルバムチャートで上位にランクインすることは間違いない。同時に、この2曲もプロモーション効果を受け、順位を伸ばす可能性がある。先週、異例の初動枚数でアルバム初登場1位を飾った、ドレイクの「ホールド・オン・ウィアー・ゴーイング・ホーム」(5位)も好調で、それをさらに上回るポイントを獲得しているのが、アヴィーチーの「ウェイク・ミー・アップ!」(4位)。上位を独占している女性陣に割り込んで、次週はTOP3入りを果たすかもしれない。

 また、ようやく8位まで後退したものの、登場25週目にして未だTOP10入りを果たしている、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」は、11月の最終週までに急激なダウンをしない限りは、2013年のNo.1ソングになるであろうと予測されている。

 TOP10以下では、18位にカニエ・ウェストの「ゴーン」が初登場一番人気曲としてデビュー。ラッパーのキャムロンとコンシークエンスをゲストに迎えたこの曲は、元は2005年にリリースされた2ndアルバム『レイト・レジストレーション』に収録されていたナンバーだが、先日から全世界で話題を集めている、Youtubeにアップされたビデオが、再ブレイクのキッカケとなった。これは、早朝の無人のオフィスで退職を訴えるダンスを披露した女性が、そのBGMとして「ゴーン」を起用したもので、既に1300万回近い再生回数を記録している。

 77位に初登場したのは、来日したばかりのジャスティン・ビーバーの「ハート・ブレイカー」。渋谷や原宿で目撃情報が寄せられ、ツイッター等でも大きな話題を呼んだジャスティンだが、リリースでも大きな話題を集め、9月末から新曲を1週間に1曲ずつ10週連続で発表する企画をスタート。その第一弾がこの「ハート・ブレイカー」で、意味深な歌詞も話題を呼び、まさに“ジャスティン・フィーバー”の始動となった。