ジャック・ジョンソン ニューアルバムが3作連続全米No.1デビュー
ジャック・ジョンソン ニューアルバムが3作連続全米No.1デビュー
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 ジャック・ジョンソン6作目のスタジオ・アルバム、『フロム・ヒア・トゥ・ナウ・トゥ・ユー』がNo.1デビューを果たした、10月5日付アルバムチャート。

 『フロム・ヒア・トゥ・ナウ・トゥ・ユー』はジャック・ジョンソンにとって、3作目、3作連続の首位デビューとなり、初動枚数は12万枚を記録した。前作、『トゥ・ザ・シー』から約3年ぶりのリリースで、UK、オーストラリア、ニュージーランドでもすでにTOP10入りを果たしている。ハワイのスタジオでレコーディングされた先行シングル「アイ・ガット・ユー」をはじめ、本作もジャック・ジョンソン流、癒し系アコースティック・ナンバーが揃った素晴らしい作品に仕上がっている。また、アルバムリリースに伴い、限定ライブを行ったり、ラジオ番組でリリース直前に数曲披露するなど、プロモーション効果が大きなセールスに繋がったと思われる。

 続いて2位にはジャスティン・ムーアの3rdアルバム『オフ・ザ・ビーテン・パス』がランクイン。惜しくも首位に届かなかったが、約10万枚をセールスし、Billboiard200では最高位を、カントリー・アルバム・チャートでは、2作連続の首位獲得となった。アルバムからの先行シングル「ポイント・アット・ユー」も、カントリーチャートでは10位に、エアプレイでは2位まで上昇している。3位も同じくカントリーシンガー、クリス・ヤングの『A.M.』が初登場。自身4作目となるスタジオアルバムで、こちらも自己最高位を記録、前作の『ネオン』に引き続き、カントリーチャートでは、連続で2位をマークした。

 4位には、コンピレーションアルバムの『MMG:セルフ・メイド3』がデビュー。本作はラッパーのリック・ロスが主宰するMMG(マイバッハ・ミュージック・グループ)のアーティストによるアルバムで、リック・ロスをはじめ、J.コール、フレンチ・モンタナ、ルーペ・フィアスコといった人気のヒップ・ホップ・アーティストが参加している。

 TOP5は全て新作で、5位には世界70か国で1位を獲得したシングル「ウェイク・ミー・アップ!」(今週4位)が大ヒット中の、アヴィーチーのデビュー作『トゥルー』が初登場した。アメリカだけでも5万枚以上を売上げ、本国スウェーデンではNo.1、UKでは2位と各国で上位にデビューし、トータルセールスは既にミリオンに達する勢いをみせている。

 6位のルーク・ブライアン、8位のキース・アーバンに続き、10位にもカントリー陣からビリー・カーリントンの新作『ウィー・アー・トゥナイト』が初登場した。通算5作目のスタジオ・アルバムで、TOP10入りは、2010年の前作『エンジョイ・ユアセルフ』(9位)に続く2作目となる。カントリー・アルバム・チャートでは、2ndアルバムから全作がTOP5入りを果たしていて、安定した人気を誇っている。

 TOP10以下では、14位にサイケデリック、ポップバンドのMGMT(エム・ジー・エム・ティー)の3rdアルバム『MGMT』が、16位には、エルヴィス・コステロ&ザ・ルーツのタッグ・アルバム『ワイズ・アップ・ゴースト』が初登場した。