同じく複業のマッチングを行う「CARRY ME」には、毎月130人ほどの新規登録がある。こちらは平日の日中に働ける業務委託がメインで、5、6社を掛け持ちするフリーランスもいれば、子育て中の主婦や、起業準備中の人もいるという。

 興味深いのは、シューマツワーカーもCARRY MEも、企業と個人をマッチングするだけではなく、手探り状態の副業や複業について、共通認識を整備する役割を果たしていることだ。

 例えばシューマツワーカーには、仕事の管理を手伝う「副業コンシェルジュ」がいる。働く人は1カ月単位でシフトを作成し、稼働した日には作業実績を書き込む。コンシェルジュはそれを定期的にチェックする。

「本業が忙しくて副業は後回し、は許されない。リモートワークが多いので、業務の実態が見えにくいぶん、意識高く働いてもらう必要があります」(松村さん)

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