◎いずも型護衛艦


全長248メートルで東京都庁（高さ243メートル）より大きい、海自最大の護衛艦。ヘリ5機が同時に発着でき、新型輸送機オスプレイも搭載可能

◎そうりゅう型潜水艦（1隻約546億円）
静粛性、機動力、連続潜航時間など、どれをとっても世界最高レベルのディーゼル潜水艦。速力約20ノット、乗員は約65人

◎US－2救難機
武装はなく、海難事故での救助活動を目的とする。プロペラ機で、海や湖などの水面に着水できる。波高3、4メートルの荒れた海面でも離着水が可能

◎P－1哨戒機
P－3C哨戒機の後継機として開発された純国産機。ジェット機で、速度と巡航高度はP－3Cの約1.3倍、航続距離は約1.2倍に延びた

■陸上自衛隊
＜脱戦車シフトで改革中＞
戦車690両、無反動砲2500門、迫撃砲1100門、野戦砲450門、ロケット弾発射機等100門、高射機関砲50門、装甲車960両、固定翼航空機8機、ヘリコプター386機

「21世紀に入ってから、多様化する脅威に対応するため、16式機動戦闘車やCH－47輸送ヘリコプターなどの、機動性の高い装備の導入に力を入れている」（竹内さん）

◎16式機動戦闘車
戦車と装甲車の機能を持つ新しいコンセプト。戦車に比べれば防御力は低いが、タイヤで走行し、時速100キロで高速道路も走行可能だ

◎10式戦車（1両約10億円）
陸自の4代目の戦車。90式戦車に比べ小型・軽量化したことで、機動力も向上。複数の10式戦車が共同で効率よく正確に戦うことができる

◎99式自走155mm榴弾砲（りゅうだんほう）
愛称は「ロングノーズ」。前線で戦う部隊を支援し、射程は通常弾で30キロと、旧型「75式自走155mm榴弾砲」に比べ1.5倍以上

◎CH－47JA輸送ヘリ
愛称は「チヌーク」。CH－47Jの改良型で、夜間での作戦能力も向上。CH－47Jは、東電福島第一原発事故で散水をしたことで知られる

※AERA　2016年12月12日号

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