
「たこパ」ことたこ焼きパーティーが若い世代では人気だが、実はこの流れ、婚活パーティーにも。人気の理由とは。
週末の夜、東京・池袋にある雑居ビルの一室に、23~42歳の独身男女24人が集まった。男3人、女3人ごとに分けられた小グループの前に置かれたのは、「たこ焼き器」。参加者自身が作りながら交流する「たこ焼きパーティー婚活イベント」の始まりだ。
スタッフの音頭で乾杯を終えると、自己紹介もそこそこにグループごとに調理スタート!
男「えっと、まずはどうすればいいんですかね?」
女「生地ダネを鉄板に流し込むんですよね、きっと」(一気に注ぎすぎて盛大にあふれる)
女「きゃ!」
男「大丈夫? はい、これ」(と、すかさずふきんを差し出す)
女「ありがとう」
男「どういた橋区」
女「……」
男「……っていうか、マヨネーズかけすぎじゃない?」
女「私、マヨラーだから!」
たこ焼きの作業は話の「ネタ」。相手にツッコみツッコまれ、時におやじギャグに凍りつきながらも、グループごとに「キャッキャウフフ」と楽しそうな声が上がる。
30分が経過すると、男性3人は回転ずしのように違うテーブルに移動。これを3回繰り返し、ソース味のノーマルなたこ焼き、明太チーズ、つくね、ホットケーキ生地で作ったスイーツ風、と味を変えながら「ミニ合コン」を楽しむのだ。最後に気になる相手と連絡先を交換。2時間半のパーティーはお開きとなった。