「そういった人生の下地があって、ある種のシンデレラストーリーにあこがれや共感を持たれる。過激な発言をしてもどこか説得力があって受け入れられるし、番組で見せるチャレンジ精神にも好感が持たれるのだと思います」(三杉さん)

 80歳という年齢を感じさせない活動力や、衰えぬアグレッシブな姿勢。人生100年時代ともいわれる高齢化社会で、人生を思い切り楽しんでいるように見えるのも魅力なのだろう。

 この日は自身の誕生日とあって、鮮やかな真っ赤なドレスで登場したデヴィ夫人。トークショーの終わりには、

「100歳まで元気で健康で、私の敵が全部死ぬまで生きます」

 と“デヴィ節”で高らかに宣言した。ためらいのない、忖度(そんたく)なしの発言の数々はすがすがしいほどで、それが愛される秘密なのかもしれない。(本紙・秦正理)

※週刊朝日オンライン限定記事

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