林:でも、そのときはきっと年とってるから、そんな日が来てもつまんないんじゃないかな。今、いろんな情熱があるからモヤモヤしてるんじゃないかしら。炎が去ったときに「いい経験させてもらったな」なんて思ってもつまんないんじゃない。
南:そうか。じゃ、「いい経験させてもらった」なんて思わなくて、メラメラしてるままでいいんだ。わっ、先輩って楽しい! こういう話を聞けるから(笑)。
林:でも悔しいよね。誰にも知られていないことがいっぱいあるんでしょ。暴露本を出すのもイヤだしね。
南:でも、表に出さない限り、メラメラがおさまらないですよね。自分の中にある火山のマグマが沸々と渦巻いてるんで。
林:いずれはまた誰かパートナーを、と思ってます?
南:どう思います、真理子さん?
林:誰かいても、籍を入れなくたっていいじゃないですか。今度は年下の男性なんかいいと思うけど。宮沢りえちゃんみたいに。
南:そうか。でももう、結婚はいいな。
林:こんなにお仕事もいっぱいあるんだしね。それにしても、体形も若いころのままで、全然太らないし、お肌はピチピチだし、いったいどういうお手入れをしてるんですか。食べるものに気をつけてらっしゃる?
南:いちおうね。朝からすごいですよ。ミキサーでフルーツと野菜と甘酒とショウガを入れてガーッと回して、ぐいっと飲んでます。
林:玄米を食べてるってほんと?
南:精米機があるので、玄米から白米まで全部食べます。面倒くさいときは白米にして、しっかり噛もうと思うときは玄米にして、舞台があるときは朝から肉を食べます。完全な肉食ですね。
林:じゃあまた舞台に入るから、朝からお肉食べるんだ。11月の舞台、必ず見に行きます。応援しています。
(構成/本誌・松岡かすみ)
※週刊朝日 2019年11月15日号