危険な高速道路上で高級SUV車を運転していた男に無理矢理停車させられた上、「殺すぞ」と怒鳴られながら男性会社員が何度も殴られている。
男とともに助手席から降りてきた女は携帯電話のカメラで被害者を脅すように、しきりに撮影しているのもわかる。被害者の車のドライブレコーダーの映像は凶行をしっかりと記録していた。被害にあった男性会社員の受けた恐怖は計り知れないものだったろう。
この衝撃的な映像が撮影されたのは8月10日午前6時過ぎ。茨城県警は守谷市内の常磐自動車道で悪質なあおり運転をした上、後続車の前を蛇行し遮るなどして停車させ、運転していた茨城県内に住む男性会社員(24)を殴りけがをさせた傷害の容疑で、住所・職業不詳の宮崎文夫容疑者(43)の逮捕状を取り、全国に指名手配した。警視庁の捜査関係者は憤りを隠さず言う。
「このあおり運転は悪質で厳罰に処すべき事案。映像を見ると、殴って携帯奪おうとしてケガをさせているので強盗致傷、そして無理やり高速上で停止させているから強要罪も適用することが可能だ」