

ようやく梅雨が明け、夏本番となり、ビールがおいしい季節が到来した。
「外でワインや焼きたてピザをいただくと開放的な気分になります。夜は風を感じながらカクテルを楽しめ、昼と違うムードの良さがあります」
都心で働く40代のOLは西武池袋本店の屋上にある「食と緑の空中庭園」をよく訪ねる。スイレンの庭や飲食店、ガーデニングショップなどがあり、4月下旬から9月までは「天空のビアテラス」を営業する。
昔のビアガーデンは、片手にビールのサラリーマンがネクタイを緩め、ほろ酔いで騒いでいたイメージがあるが、最近はおしゃれな雰囲気に様変わりし、女性客が席巻しているようだ。
お茶づくしのビールや料理などを6月から9月まで提供するビアガーデンが東京・御茶の水にある。「レストラン 1899 御茶の水」では抹茶ビールやほうじ茶黒ビールなどお茶関連のビールは6種、抹茶ローストビーフやお茶ソーセージなどお茶関連の料理が12種、そのほかにも普通の料理や飲み物もある。運営するホテル龍名館の広報担当者はこう話す。
「もともとお茶料理を提供していました。比較的に女性が多く、毎年7月になると盛り上がります」
東京・新宿駅の隣接ビルの屋上にはビーチリゾート気分のビアガーデンがある。「ワイルドビーチ東京スカイリゾート」は15トンの白い砂を一部に敷きつめ、500坪の広さに300席があり、ビーチカフェ、バーベキューテラスの雰囲気。お店の担当者は「20代、30代の人が多く、女性の方が多い」と話している。