今年の梅雨は長雨、日照不足、低温続き。関東甲信地方の日照時間は6月下旬から7月下旬にかけ平年の4割以下のところが多く、十数%のところもある。
心配なのが農作物への影響。吉川貴盛農林水産相は会見で、こう話した。
「キュウリやナスでは生育の遅延や肥大不足が発生して、出荷量の減少から価格が上昇しています」
大雨の影響も深刻だ。九州地方を中心に水田やハウスで冠水が多発している。
今後の農作物は「病気で傷んだものが多くなるのでは」というのは東京都練馬区のスーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長。
「日照不足や低温の梅雨が明けて急に暑くなると、人間なら体が慣れていないため熱中症になりやすいように、農作物も慣れていないので厳しい状況になる」