山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
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「プレジュームドロップ」は、ナチュラルな巻き髪デザインのためのオイルワックス。なめらかな指通りと毛先までつながるかすかな束感を両立。髪にまとまりを与える。1と2は束感の違いで、2のほうがややまとまりのある束を作る。100g1800円(税抜き)【美容室専売品】
「プレジュームドロップ」は、ナチュラルな巻き髪デザインのためのオイルワックス。なめらかな指通りと毛先までつながるかすかな束感を両立。髪にまとまりを与える。1と2は束感の違いで、2のほうがややまとまりのある束を作る。100g1800円(税抜き)【美容室専売品】

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、ミルボンのオイルワックス「プレジュームドロップ」。

【リピーターの多いヘアスタイリング剤の写真はこちら】

*  *  *

「ブローが上手じゃない美容師さんが増えてますね」

 某局メイク室のベテランメイクさんがぼやいていて一瞬、耳を疑った。

 美容院でもメイク室でも、

(プロの美容師さんにブローしてもらうと、どうしてこんなに髪がツヤツヤになるのだろう)
(なんとか自宅でも真似できないものだろうか)

 とは誰もが一度は抱くことではないか。

 しかし、件のメイクさんが言うには、「トレンドのスタイリングには、ブロー要らずのものが多いからでしょうね。我々の世代なら、場数を踏むうちに上手になったものですが」とのこと。

「え? 美容学校では習わないんですか?」と聞くと、「他にお勉強しなければならないことが増えすぎて、ブローを教えてもらう時間なんてないのでは?」と。

 言われてみれば、昨今、朝シャンをして、生乾きの髪だったとしても、メイク室でブローをしていただけないことが多い。

「髪が湿っていて、スタイリングしやすいです」と褒められたことさえあり、私のような世代は戸惑うばかりである。

 それこそ世代によるのだろうけれど、こと若者に関しては、パワフルなドライヤーとロールブラシを使ってブローなどせず、いきなりヘアアイロンを使って、ニュアンスのあるスタイルに仕上げていくのだ。悲しいかな、これがオバサンにはできない。そんな話を別の局のメイク室でしていたら、「これは使いやすいかも。オススメです」と教えてもらったのが『ミルボン』の「プレジュームドロップ」なるヘアスタイリング剤だ。

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