高円宮家の三女絢子さまの挙式が行われた。本来であれば、11月4日に眞子さまも挙式を迎え、皇室にとっては喜びに浸る秋だったはずなのに……。米国に留学した小室圭さんと距離を置くことで、眞子さまも冷静になりつつあるというが、吐露できぬつらい胸中を抱える日々が続く。
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10月29日午前、高円宮家の三女絢子さま(28)と日本郵船勤務の守谷慧さん(32)の挙式が明治神宮(東京都渋谷区)で行われた。
式の後、記者から「結婚指輪は」と問われて、「人さまにお見せするために買ったものではございませんので」とかわすように答えながらも、幸せそうにほほ笑む場面があった。
この日の午後には、港区役所に婚姻届を提出。絢子さまは皇籍から離脱し、守谷絢子さんとなった。これで天皇陛下と17人の皇族になる。
そしてこの日、母の久子さまは、
「学んできた様々なことを糧に、家族のため、社会のために力を尽くしてほしいと思います」
と、家庭だけでなく、これまで培ってきた皇族としての品位をもって世の中に目を向けてほしい。そんなメッセージが込められているように思えた。
高円宮家の次女の典子さまは、出雲大社宮司の嫡男・千家国麿さんと結婚。そして三女の絢子さまのお相手は、勤務の傍ら途上国で子どもたちを支援するNPO法人「国境なき子どもたち」の専務理事を務める守谷さん。いずれも、母の久子さまがまとめただけに、誰もが納得するお相手だ。
「ただし、長女の承子さまのお相手にもお会いしているようですが、なかなか首をタテには振らないようです。いま途絶えつつある皇室の伝統文化を継承すべく活動されている久子さまですから、お嬢様のお相手にも、ふさわしい人物をと、厳しくお考えなのでしょう」(高円宮家の知人)
2020年の東京五輪の招致合戦での英語スピーチでも圧倒的な存在感を示した久子さま。
皇族が生臭い招致合戦に関わることへの反対意見は宮内庁幹部の間でも根強かったが、20年の五輪でもその存在は再びクローズアップされることは想像に難くない。