竹山 いろんな人としゃべることも大事ですよ。仕事関係や自分が好きな人だけじゃなくて、いろんな人にしゃべりかけてみる。恥ずかしいかもしれないけど、まず人に馴れないといけない。
あべ やってみます。
竹山 あとは飛んだり噛んだりした時に、それをどうネタにするかじゃないですかね。たとえばすごくぶっちゃけて、「ダウン症だから忘れちゃうんです」って言ってしまうとかね。
あべ なるほど。
竹山 障害は個性の一つだから利用していいんですよ。
あべ そうですよね。ダウン症があることも含めて、僕のいいところだと思っています。
竹山 そうそう。ただね、生き切らないといけないと思うの。
あべ 生き切る、ですか。
竹山 ダウン症を利用していくとだいたいの人は初め、笑っていいのかわからなくて引いちゃうと思うんです。それはある意味で仕方ないとして、その時どうするかが大事で。けん太君はもっと前に行って、もっと押してやる。そうするとみんなもう後ろに引けなくなるから笑うしかないって状態になるんです。振り切って、この人やりすぎじゃないのというところまで行ったらいいと思います。
■ダウン症があっても堂々と楽しく生きてるのいい――竹山
あべ 僕の目標は世界中を笑顔にすることなんです。
竹山 おお、いいね。どうやって笑顔にしようか。