

面倒くさいから。なんて言ってちゃいけません。油断したら、だらしなさそうな汚爺(おじい)・汚婆(おばあ)に見えてしまうのです。身ぎれいで上品な美爺(びじい)・美婆(びばあ)への3分変身術、人気のヘア&メイクアップアーティストに聞きました!
■眉毛伸び放題はNG。下がり気味の眉尻は困り顔にみえますよ。―-長網志津子さん(ヘアメイク&メイクアップアーティスト)
「男が眉の手入れなんかしていられるかよ!」
いやいや先輩、そうおっしゃらずに。
「俺は普通のじいさんで結構だ!」
いやはや先輩、年を重ねるごとに自分の見え方に少~し気をつかいませんと、普通のおじいさん、おばあさんではなくて「汚爺さん」「汚婆さん」に見えてしまうものなのでございますよ。何も毎日ハッスルおしゃれをする必要はないのです。男性の場合、大切なのはサラッとした清潔感のある服装。きちんと整った髪。脂ぎっていない肌。そして、
「整った眉ですね。女性のように口紅を塗ったりアイシャドーを塗ったりして顔に『色』をのせない分、男性は眉毛が顔の中でかなり存在感を発揮します。パッと見て一番だらしなく見えてしまうのは、バラバラに毛が生えていて、形を成していない“ぼうぼう眉”ですね。長く伸び放題で、下に垂れ下がった眉はある意味、味のある眉です。でもどうしても“困った顔”には見えてしまいますし、実年齢より老けた印象に見えてしまいますよ」
と、長網志津子さん。
やはり目立つ部分であるがゆえに、
「あまり伸び放題な眉は、自分のことに気をつかわないズボラな人という印象を持たれかねないですね」
そんな汚爺から脱却するにはどうしたらいいのか。
「おおざっぱに言えば“一文字眉”に近い状態にすることです。それを頭に入れておいて、そこからはみ出している余分な部分を常にカットしていく、と考えるようにしてください」
それでは理想的な眉の作り方を覚えていこう。