「昨年の代表選で、細野は幹事長狙いで真っ先に蓮舫支持を表明した。最後まで支えるべきなのに、辞任は後足で砂をかける行為で、細野グループからも批判されている。次の代表は無理」(前出の民進党幹部)
そこで有力視されているのが、前原誠司元民主党代表の再登板だ。前原氏はアベノミクスに対抗する経済政策の勉強会を開き、党内基盤を固めつつある。
党内非主流派の中堅議員は言う。
「都議選後に蓮舫降ろしはやらない。みっともなくて、国民から見放されるだけ」
かといって蓮舫体制に協力するつもりはないという。真意はどこにあるのか。
「選挙後も黙っていればいい。代表交代の時は来る。もう、側近以外で蓮舫を支えようと思っている人はいないから」(前出の中堅議員)
※週刊朝日 2017年5月26日号