“セクシー・ナイト”作戦?!(※イメージ)
“セクシー・ナイト”作戦?!(※イメージ)

「顔はやばいよ。ボディーやんな、ボディーを──」

 ドラマ「金八先生」での名ゼリフで知られ、6年前、子宮頸がんの経験を糧に、全国比例で初当選を果たした自民党の三原じゅん子参院議員(51)。2期目を目指し、強烈なパンチを繰り出しているのかと思いきや、年明けから街頭に立ち、“ドブ板選挙”に徹していた。

「今度は神奈川選挙区からの挑戦です。三原じゅん子本人でございます。もっと近くで写真を撮っていただいて、結構です」

 6月7日、三原氏は、JR川崎駅前でこう繰り返し、満面の笑みで握手やツーショット写真に応じた。

「前回は“残酷(ざんこく)比例”といわれるほど、日本中で選挙演説をしなければならない全国比例からの出馬。今回は神奈川選挙区への鞍替えに成功し、自民党唯一の公認候補になれました。ただ、改選4議席なのに、横浜を地盤とする菅義偉官房長官が公明党の三浦信祐氏を、麻生太郎副総理は無所属の中西健治参院議員を応援し、足並みがそろわず、党内は混乱。与党系候補3人の出馬で、票が割れて共倒れしないか心配です」(自民党関係者)

 この6年で、党の女性局長や参院厚生労働委員長を務め、着実にキャリアを積むが、前出の自民党関係者はこう言う。

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