
桃太郎、金太郎、浦島太郎、かぐや姫……と、昔話の主役キャラが軽妙な掛け合いを披露する、au「三太郎」CMが絶好調だ。
2015年度のCM好感度ランキングでは、放映開始からわずか1年にして、過去27年間で史上最高となる好感度を記録。8年連続首位のソフトバンクCMの「白戸家」を大きく引き離し、トップに躍り出た。
元日から放映された「春のトビラ・みんながみんな英雄」篇は、キー局5局のうち3局で、新年一発目の「初CM」として華々しくお目見え。「桃ちゃん(桃太郎)」=松田翔太、「金ちゃん(金太郎)」=濱田岳、「浦ちゃん(浦島太郎)」=桐谷健太という若手人気俳優に加え、「あまちゃん」で人気となった「かぐちゃん(かぐや姫)」役の有村架純、悪女キャラがすっかり板についた「乙ちゃん(乙姫)」役の菜々緒、「鬼ちゃん(鬼)」役の菅田将暉など、個性的な人気キャストを続々と起用。
新しいキャラクターが登場すると「あのキャラは誰が演じるのか?」とネットで話題を呼んでいる。
昔話系CMといえば、「ペプシネックス ゼロ」で小栗旬が演じた「桃太郎」が記憶に新しい。また、「家庭教師のトライ」の「アルプスの少女ハイジ」を題材にしたCMなど、物語をモチーフとしたCMは増えている。なぜなのか。