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 ローン返済が家計を圧迫している、定年後も多額のローンが残っている――。住宅ローンに関する不安を抱えている人は多いだろう。史上最低金利水準の今だからこそ、借り換えをすることで多少なりとも負担と不安が軽減される可能性があるのだ。

「高校3年生の長女の志望校は私立大学理系。そのうえ50歳になったとたん、給料が下がった。住宅ローンの負担を軽くできたら家計は楽になるけど、3年前に見直したばかりだし……」

 会社員の平野昭夫さん(51)は、ため息まじりにこう話す。一般的に、住宅ローンの借り換えでメリットが出るのは、金利差1%以上、返済期間10年以上、残高1千万円以上と言われている。

「返済期間と残高は当てはまるけれど、金利差は1%未満だから、効果は期待できそうにない」(平野さん)とも。

 本当にそうなのか。

「今の住宅ローン金利は史上最低水準。5~3年前に借り換えた人でも総返済額を減らすことができます」

 家計の見直し相談センター代表の藤川太氏は、こうアドバイスする。

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