週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。
今回は、エッシェンバッハのPCビュアーを紹介する。
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■老眼鏡越しの上目遣い、頑固に見える
映画やドラマで中高年を象徴する演技の一つが、老眼鏡越しの上目遣い。口元がへの字で頑固な印象を与える。わが身に置き換えると、この姿はできれば避けたい。とはいえ、一般的な老眼鏡は手元の文字の見やすさに特化しているから、遠くを見るにはレンズを避けるため顎を引かざるを得ず、普段にこやかな人でも不機嫌な表情になる。
だが、エッシェンバッハのPCビュアーならば、この問題は解決。レンズの上部の度数は低く、下にいくほど高くなるので、伏し目がちにすると手元がくっきり、目線を上げてレンズの上部越しからだと、1メートル先ぐらいまでぼやけずに見える。
この視点移動のスムーズさは、日常生活でいたって便利。本や資料を見てのPC作業、手元と先生を交互に見る講座やお稽古事、レシピを見ながらの調理など、かなりのシーンで大活躍。筆者が重宝しているのは、旅先で目的地をタブレットで探すとき。見ている姿がスマート。
<今日の逸品>
PCビュアー(ツルの色はガンメタリックとシャンパンゴールドの2色) 7000円(税別)
※度数は1.0から0.5刻みで3.0まで
問い合わせ先:エッシェンバッハ光学ジャパン
■本商品は朝日新聞社の通信販売「朝日新聞SHOP」(http://shop.asahi.com)でもご注文いただけます。
フリーダイヤル 0120-013-193(年末年始をのぞく毎日9:00~19:00)
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※週刊朝日 2014年10月3日号