8月2日に被害者の両親が出したコメント (c)朝日新聞社 @@写禁
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 日本中に衝撃を与えた佐世保同級生殺人事件。幼なじみのクラスメートを殺害した少女A(16歳)。口数が少なく、性格は物静かだったというが、多くの知人が指摘するキーワードが、少女Aの「二面性」だ。

 小学校時代に同級生だったという男子高校生は、こんな場面が印象に残っているという。

「運動会の練習でうまくやれない子を、できるまでずっと懸命に助けてあげていた。その時、Aちゃんと一緒に手助けしていたのが被害者でした」

 優しい一面の一方で、この男子高校生は、まったく別人のような少女Aも目撃している。

「足を踏まれたとか、水がかかったとか、ささいなことでぶちキレる。キレた相手の筆箱や鉛筆をゴミ箱に捨てたり、椅子に座っていると無言で机を押し付けたり、『なんでそこまで?』っていうところがあった」

 小学校の頃から小動物への虐待も目撃されていた。

「子どもから聞いた話ですが、小学校の時に公園のアリの巣に手を入れて、出てきたアリを一匹残らず踏みつぶそうと周囲が見えないほど夢中になっていて、怖かったそうです。トカゲの尻尾を持って木にぶつけて殺していたこともあったらしい。生き物に執着があったみたいですね」(前出の同級生の母親)

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