上手にクレジットカードを使えば、毎日の買い物を通じて消費税の増税分くらいは取り戻すことができる。クレジットカードの恩恵といえば、まっさきに思いつくのが、「ポイントの付与」だろう。

 汎用性も高いカードとして、ポイントやマイル、電子マネーを最大限に利用するためのポータルサイト「ポイ探」の菊地崇仁代表が注目するのが、漢方薬の薬日本堂が発行する「KAMPO STYLE CLUB CARD」だ。

「たまったポイントを『Jデポ』に交換した場合、還元率は1.75%にとどまりますが、カード利用代金の値引きに使える特徴がある。私も重宝しています」(菊地氏)

 Jデポとは、カードを使ってためたポイントと交換して、代金の請求時にその分だけ値引きできるシステムのことだ。

「KAMPO」の場合、2千円の利用で7ポイントが付与される。たまったポイントは、1ポイントにつきJデポの5円として計算され、代金の請求時に値引きされる(500ポイント以上、500ポイント単位でJデポに交換可能)。

 そのほか、還元率が1.8%の「Reader’s Card」の名前も挙がった。ただ1.8%は、通販サイトの「Amazon.co.jp」や「Javari.jp」などの利用代金に充当可能なポイント「Amazon限定デポジット」に交換した場合に限られる。「KAMPO」と同じくJデポにも交換できるが、その場合は還元率が1.5%に落ちてしまう。

「誰でもお得なカードなら、汎用性が高い『KAMPO』がおすすめです。『Amazon.co.jp』のヘビーユーザーであれば、『Reader’s』のほうがお得になる。還元率だけではなく、生活スタイルに合わせて選ぶことが重要なんです」(菊地氏)

週刊朝日 2014年1月31日号

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