会見前に記者団と話す中居正広(撮影/今村拓馬)
会見前に記者団と話す中居正広(撮影/今村拓馬)
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 タレントの中居正広(47)が2月21日、東京都内で記者会見を開き、ジャニーズ事務所を退所して独立することを発表した。

【写真】会見場で笑顔を浮かべながら記者の質問に答える中居正広

 部屋に入ると、中居自身が笑顔で報道陣を出迎え、記者らと掛け合いを交えながら、カメラテストなどに応じた。時折笑顔を交えながら、吹っ切れたような表情でこう切り出した。

「退所ロングインタビューを開催したいと思います。よろしくお願いします。3月いっぱいをもちまして、退所することになりました。まだ1ヶ月少しありますが、これまで通りこの1ヶ月は、4月以降もこれまで通り出来る限りのことはやりたいなと思ってます」

 中居は退所に至る経緯を次のように説明した。

「去年の春5~6月ぐらいに、会社の方とファーストコンタクトじゃないですけど、お話しさせてもらって、『退所を考えております』と。でも、いつ、どこというタイミング、明日にでもやめて早くやめたいということではなかったので、タイミングを見計らいながら、日時を決めていきましょうかと話していました。それが5~6月だったんですけど、その直後にジャニーさんが体調を崩して倒れてしまいました。それで僕どころではないと。僕自身も、会社も、どうジャニーさんが変化していくかわからない状況だった。そのあと、ジャニーさん亡くなってお葬式もあって、このタイミングじゃないのかなと。夏から秋にかけて話そうかなと思ってたんですけど、他にも辞める人がいた。ジャニーズも(僕以外のタレントが)いっぱいいますんでね。ただ、僕がずっとタイミング見てたらやめられないなと(笑)。去年いっぱいとは考えてたんですけど、SMAPを解散してまる3年。ジャニーズ事務所にいながら会社を作って準備ができてから辞めようとなり、3月というタイミングになりました」

 かなり和やかムードで会見は続いた。以下は記者との一問一答。

*  *  *

――いつから気持ちが芽生えた?

「解散したとき。まる3年になりますけど、僕に限らずだと思いますけど、解散してちょっとひと段落というか、のんびりする時間があった。30年弱やってましたから、燃え尽きじゃないですけど、次のステップに進むためにどういう形がいいかなと考えました。若い20~30代のようにギラギラした感じ、よだれが出てる感じが、解散してからいつ自分に湧き出てくるのかなと思ってたんですけど、自然に出てくるものじゃないかと思ってたんですけど、1週間、10日、2~3ヶ月経っても意欲というか、『よし次』という感じにならなかったのかな。それで半年~1年経って、2年すぎたとき、そろそろちょっと考えないといけないなと。例えば環境を変えたら、また湧き出てくるのかもしれないと思いました。一人で老舗の会社を辞めるわけですから、可能性は狭まってくるんじゃないかなと。でも今までお世話になった会社を辞めてでも環境を変えないといけないなと思いました」

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間違いか、正しいか、3年間繰り返した