今年のNHK正月時代劇「家康・江戸を建てる」で時代劇に初挑戦した広瀬アリスは、撮影前には舞や所作の練習を積んだそうだが、その時の苦労を会見でこう明かしていた。
「手を開くと自然と小指だけが離れてしまい、くっつけようとすると、手の平が浮いてしまう。所作指導の先生が厳しくて、『その汚い手は何?』とずっと言われていた」という。
「そもそも現代の日本人は昔とは体形が変わり、脚が長いので着物の帯を結ぶ位置が高すぎます。ですから和服の着こなしとしては、あまり美しくないんです。それを補うのが立ち居振る舞いや裾さばき、いわゆる所作です。若い女優さんは和服とは対極の所作であるモデル立ちやモデル歩きになるので、川口さんも身体で覚えるまでは大変だと思います」(同前・ドラマ制作関係者)
大河で共演することになる岡村隆史は21日深夜放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で「結束力が強くなって、長谷川さんもしっかりサポートする、って言っていました」と、現場が団結している様子を語った。
代役という重圧だけでなく、せりふ、所作、スケジュールなど、川口が訪れた大チャンスをモノにするためには、いくつもの大きなハードルがあるが、座長・長谷川を筆頭にワンチームで乗り越えていけそうだ。(坂口友香)