「いきいき茨城ゆめ国体2019」の総合開会式に出席した雅子さま。2019年9月28日
「いきいき茨城ゆめ国体2019」の総合開会式に出席した雅子さま。2019年9月28日
「饗宴の儀」で抱擁を交わす雅子さまとスペインのレティシア王妃。2019年10月22日
「饗宴の儀」で抱擁を交わす雅子さまとスペインのレティシア王妃。2019年10月22日

 9日、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が行われた。人気グループ・嵐やピアニストの辻井伸行さんなどによって披露された奉祝曲「Ray of Water」を鑑賞していた皇后雅子さまが涙を払う様子が映像で流れると、報道機関は一斉に「雅子さま感激で涙ぐまれ」(FNN PRIME)、「皇后さま、涙ぬぐう場面も」(朝日新聞デジタル)、「雅子さま右手で頬の涙ぬぐわれる」(デイリースポーツ)と報じた。長引く療養生活へのバッシングがあったとはいえ、即位後は雅子さまの輝きが増し、人気も世間の注目度もますます高まっているようだ。

【写真特集】輝きが増す雅子さまの笑顔とファッション

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 かつては愛用していたブローチが大流行するなど、洗練されたファッションセンスが話題になることも多かった雅子さま。ここ数年は淡い色を基調とした装いが多かったが、最近は鮮やかな色を選ぶ機会も増えたようだ。

 日焼けした肌にショートボブ、トレンチコートを颯爽と着こなす「かっこいい雅子さま」を知る世代から見ると、グレーやクリーム色など淡い色よりも、黄色やブルーなどの鮮やかな色の方が断然雅子さまらしく、表情もいきいきと輝いて見える。

 例えば、今年9月に茨城で行われた国民体育大会の総合開会式で着ていたスーツのロイヤルブルー。結婚前からよく着ていた深みのある青は、「雅子さまの色」と認識している人も多いようで、公務などでこの色の服を着た写真がSNSに上がると「雅子さまのためにあるような色」「昔、雅子さまに憧れて同じ色のストールを買った」などのコメントが並ぶ。
 
 雅子さまのファッションについて、「衣装に鮮やかな色を取り入れるのは、外交官夫人として華やかな場に出ることが多かったお母様譲りのセンスだと思います」と語るのは、60余年にわたって皇室取材に携わってきた皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんだ。

「もちろんご自分の好みも取り入れているでしょうが、雅子さまのお洋服の中にはお母さまから贈られたものも、たくさんあります。シャネルなどの海外ブランドを愛用されているのも、お母様の影響でしょう」(渡邉さん)

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雅子さまの飾らない振る舞いにも…