ディズニー最新作「マレフィセント2」が10月18日、日本で公開される。同作は2014年公開の「マレフィセント」の続編で、ディズニーの長編アニメーション「眠れる森の美女」を実写版でリメイクした作品。第一作目では興行収入60億円を超えるヒットを記録した。
「マレフィセント」は「眠れる森の美女」では主人公のオーロラ姫に呪いをかける悪役だが、14年の実写版ではオーロラ姫の純粋さに愛情を抱くようになり、呪いを解いて母と娘のような絆で結ばれる姿が描かれている。ディズニーを代表するヴィラン(悪役)でありながら、その愛情の深さから、ファンの間で愛されるキャラクターだ。
日本での公開に先立ち、そのマレフィセント役を務めるアンジェリーナ・ジョリーと、マレフィセントに仕える「ディアバル」を演じるサム・ライリーが4日、都内で報道陣を前に取材に応じ、作品への思いを語った。主な一問一答は次の通り。
――なぜ悪役の「マレフィセント」というキャラクターは世界中から愛されているのでしょうか?
アンジェリーナ:まず一つ思うのは彼女は評判が伴ってヴィランとして見られている。確かにアグレッシブにもなれるところがあるからそうみられているのではないかと思う。でも彼女がどうしてアグレッシブになるのか、どうして彼女は戦わなければならないのかを考えると、その理由は決してヴィラン的な理由ではないと思う。
サム:わたしたちのなかに邪悪な部分、「マレフィセント的なもの」ってみんな持っていると思う。それもあるけど、最終的にはアンジェリーナの魅力、それから彼女の元気が多くの人を引きつけたのではないかと思う。
――この作品を通して伝えたいメッセージは?
アンジェリーナ:家族は決して血がつながっていなければいけないということではない。この世界の中でお互いを見つけあって、そして家族を作ることができるのだというのが伝えたいメッセージの一つ。もちろん自分の家族がその代表例ではあると思っています。