■海外のケース

 私が暮らす海外では、そしゃく音はそれほど気にならないのですが、鼻をかむ音は日本と比べて圧倒的に大きいと言えます。

 私も、最初はなかなか慣れませんでしたが、自分も試しにやってみると、とてもスッキリすることに気がつきます。控えめに鼻をかんでいるだけでは、不快感は残り続けますし、グスグス鼻をすすり続けなくてはなりません。それはそれで周囲にとっては迷惑でしょう。

 いつまでも音をさせるより、一気に噛んでしまって鼻の中をクリアにした方が、そのときはうるさくとも本人も周りもハッピーになるということがよくわかりました。

 また、海外における食事のシーンで言えば、音よりも「におい」に驚かれるかもしれません。(例えばドリアンとか)。これが、食べてみるととっても美味しかったりします。

 つまり我々の想像もできない食べ物を、世界中の人が、色々な食べ方で楽しんでいます。

 何事も慣れです。気にしなければ何でもありません。

 これから日本でも外国人の同僚が増えていくと思いますので、気にしないという心がけは、とても大事になってくると思います。

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田村耕太郎

田村耕太郎

田村 耕太郎(たむら・こうたろう)/国立シンガポール大学リー・クアンユー公共政策大学院兼任教授。ミルケン研究所シニアフェロー、インフォテリア(東証上場)取締役、データラマ社日本法人会長。日本にも二校ある世界最大のグローバル・インディアン・インターナショナル・スクールの顧問他、日、米、シンガポール、インド、香港等の企業のアドバイザーを務める。データ分析系を中心にシリコンバレーでエンジェル投資、中国のユニコーンベンチャーにも投資。元参議院議員。イェール大学大学院卒業。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。著書に『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』(マガジンハウス)、『野蛮人の読書術』(飛鳥新社)、『頭に来てもアホとは戦うな!』(朝日新聞出版)など多数

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