■若くして肝が座ったキャパシティの広いアイドル

 ドラマで共演した俳優の佐藤二朗は、白石について「精神年齢が高い感じがします。物腰が柔らかく落ち着いている」と語っていたことも(『Real Sound』2018年5月1日)。やはり、精神年齢が高い人は冷静な一面があるので、細かいことでイライラしないのだろうか。そんな白石だが、「懐の深さは学生時代の経験にあるのでは?」と語るのは週刊誌の芸能担当記者だ。

「陰口がキッカケで中学生の時に少し不登校になった時期があるとバラエティ番組で話していたことがあるんです。若い頃に挫折を経験していると、どんな人に対しても分け隔てなく接する懐の深い人間に成長するともいわれています。また、そういうタイプの人は周りや自分の状況全体を考え、感情や目先の結果に振り回されない。女優として歩み始めた白石ですが、懐の深さから自身が正しいと判断すれば、意外と将来、濡れ場も演じられる女優に成長するかもしれませんよ」

 芸能リポーターの川内天子氏は、今回の白石の役柄に関して、「彼女らしい正々堂々とした性格が出ている」と分析する。

「今回のドラマのきわどいセリフについて、本人は『言いにくさは感じなかった』と語っており、あっけらかんとしています。白石さんは若くして度胸もあり、肝も座ってるのでとくに違和感がなかったのでは。こういうセリフは恥ずかしそうに言うと逆に違和感が増すので、きちんと勘所を抑えている。過去、ラジオ番組で『艶っぽいネタもウェルカム』と言っていますし、本人はとくに気にしていないでしょう。改めて白石さんのキャパシティの広さに驚きました。男性だけでなく、女性ファンも多いですが、今回の役どころでも卑猥だからといって、決して女性は離れないと思います。また演技の幅が広がり、ますます注目されていくでしょう」

 写真集が驚異的なロングセラーを記録するなど、何かと美貌が注目されがちな白石。だが、そんな人間性を見ると、女優業に関してはキャリアを重ねるごとに一皮も二皮もむけて成長できそうだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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