稲垣吾郎 (c)朝日新聞社
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■地上波番組から映画、CMへシフト

 稲垣吾郎(45)の冠番組「ゴロウ・デラックス」(TBS系)が今春、ついに終了すると報じられた。2017年9月にジャニーズ事務所を退所した稲垣と草なぎ剛(42)、香取慎吾(42)は「新しい地図」として再出発したが、その直後から徐々に地上波の番組出演が減っていた。そして、「ゴロウ・デラックス」の終了で最後に残った地上波の冠番組も消えることになる。発表後、ファンからはツイッターなどで番組存続を望む声もかなりあがった。

「草なぎさん、香取さんの番組もそうでしたが正直、退所後はそれほど視聴率がよくなかったんです。『ゴロウ・デラックス』も深夜番組で視聴率もいい数字を取っているわけでもなく、いくら有名作家がたくさん出るとはいえ、スポンサーも付きづらくなっていた。しかも、もう7年もやってきたのでここらで一区切り……となったんじゃないでしょうか」(放送作家)

 「新しい地図」の面々は、地上波番組から映画やCM、ウェブ番組などにシフトしている。たとえば、稲垣は、2月15日から公開された映画『半世界』での演技が、すでに試写会の段階から好評のようだ。

「稲垣さんの独特のヌケ感、それを引き出す阪本順治監督の演出がバッチリとハマっていますね。今回の役は、冴えないアラフォーおじさんという役柄なんですが、本人の少しだけ歯車がずれたおかしさが演技に滲み出ていて、楽しめました」(映画雑誌編集者)

 稲垣や草なぎは、以前から演技力に定評があり、再出発後もさまざまな役に挑戦し続けている。

「SMAPで活躍したメンバーは、それぞれドラマに出ることで新たなジャニーズの顔を作り出したことでも有名。その中で、木村拓哉さん(46)は完全な主人公キャラの二枚目。香取さんはコメディーキャラとして実力をつけてきました。その中で稲垣さんは、ある時から2枚目キャラを捨てて、完全な悪役だったりどこか抜けた二枚目役が多く、肩の力を抜けた演技ができるようになってきました。50歳にもなってトレンディー俳優を続けるのは難しいので稲垣さんの選択は正しかった。稲垣さんは今、俳優としていい成長ができるんじゃないでしょうか」(前出のドラマプロデューサー)

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新井浩文の不祥事で草なぎ主演の映画が公開延期に