
「リーガルV」(テレビ朝日系)、「SUITS」(フジテレビ系)と今季人気ドラマは弁護士ものが目立ったが、来年1月からスタートするのは竹内結子(38)主演の「スキャンダル専門弁護士QUEEN」(フジテレビ系)と常盤貴子(46)主演の「グッドワイフ」(TBS系)、坂口健太郎(27)主演の「イノセンス冤罪弁護士」(日本テレビ系)だ。
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竹内が演じるのは情報を操作し裏で社会を動かすスピン・ドクター。大手の法律事務所に勤める弁護士で、専門は危機管理だが、その主戦場は法廷ではなく、パワハラ、セクハラ、名誉毀損、損害賠償をはじめとする多様なスキャンダルや社会的トラブルの裏側だという。
一方の常盤が主演するドラマはリドリー・スコットが製作総指揮を務め、2009年から7年間にわたりアメリカで放送され、エミー賞やゴールデングローブ賞にも輝いた「The Good Wife」が原作。
出産を機に弁護士の仕事を辞め、専業主婦となったが、ある日、東京地検特捜部長である夫が汚職の容疑で逮捕され、女性スキャンダルまで発覚。家族を守るために、16年ぶりに弁護士として復帰し、世間の好奇の目と闘う。
常盤がTBS系「日曜劇場」で主演を務めるのは、00年放送のドラマ「Beautiful Life ~ふたりでいた日々~」以来、19年ぶりのことだ。
「坂口が演じるのは科学を武器に冤罪を晴らしていく弁護士という役どころ。弁護士ドラマは一話完結のものが多く、どちらかと言えば勧善懲悪のストーリーなので視聴者にとっては分かりやすく、入り込みやすい。またキャラクターがはっきりしているので、役者自身の個性が際立つ」というのはテレビ誌ライターだ。
「特に海外ドラマのリメークは、ある程度の視聴率が見込めるので大コケしないという安心感もある」という。
芸能リポーターの川内天子さんは、「弁護士や医師といった役柄は、専門用語が多いのでセリフ回しが難しい。久しぶりに連ドラで主演する常盤が、どんな風に年を重ねて円熟味を増したかが楽しみです」と期待を寄せる。