沢田研二 (c)朝日新聞社
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1973年のジュリー (c)朝日新聞社
1973年のジュリー (c)朝日新聞社

 17日にさいたまスーパーアリーナ公演を開演1時間前にドタキャンし、騒動となっていた歌手の沢田研二(70)が「客席が埋まらなかったため」と中止の理由を明かした。

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 会場となった「さいたまスーパーアリーナ」は最大3万7千人を収容できる、いわゆる“超大バコ”だ。この10月にも、グラミー賞歌手のサム・スミスが来日公演したり、いまや世界的な人気のロックバンド、ONE OK ROCKなどの公演を控えるなど、国内外の“現在進行系”人気アーティストが数多(あまた)公演をしている場所だ。そんななか、今年70歳の「古希」を迎えたジュリーは、<沢田研二 70YEARS LIVE「OLD GUYS ROCK」>ツアーの真っ只中。7月に開かれた日本武道館(東京)での初回を皮切りに、全66公演中、今回が36公演目だった。

 18日夕方、沢田本人が自ら開いた会見によれば、当初、イベンターから9000人の集客だと聞かされていたが、実際にチケットがさばけているのは7000人だったという。リハーサル時に潰された客席を見て、コンサートの出演を拒否した。突然のドタキャン騒動にジュリーは「ファンに申し訳なく思っています。責任は僕にあります」と話しているという。

 謝罪したジュリー側の対応はどうだったのか。芸能レポーターの石川敏男さんが語気を強める。

「横暴で同情の余地がない。振替公演をすればいいという話ではない。交通費や宿泊費をかけて、仕事の都合をつけて来る人もいる。どんな理由があったとしてもやるべきで、ファンのことを考えていない」

 ジュリー側の言い分を聞くとイベンターにも問題があるように思えるが、「それを選んだのもジュリー」と石川さん。さらに、こう続ける。

「客が入らないのはジュリーの問題でファンは関係ない。イベンターとのトラブルがあったとしても、それは公演をやってから話すべきこと。本人の見栄の問題でしょう。どんな理由があってもやるべきで、最低な歌手です。色んな意味で今後厳しいと思いますよ」

 また、大手芸能事務所の関係者は、こう話す。

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福井しほ

福井しほ

大阪生まれ、大阪育ち。

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「強気な設定が裏目に出た」と芸能事務所関係者