教育委員会からのメールには、キンダーガーテン(※幼稚園)~2年生:SeeSaw 3~12年生はGoogle Classroomで対応する、と連絡がありました。
SeeSawにはファミリーアカウントがあり、子供をサポートしやすく、Google Classroomはほぼ子供に任されています(私は子どもからIDとパスワードを聞き出し、自分のスマホで子どものアカウントに入って監視しています)。
そして翌々日の3月15日にデバイス貸し出しの連絡があり、Web上で予約して、17日の朝に取りに来るよう連絡がありました。 3月16日は生徒のみ休校で、そこで、先生方が必死に翌日からのコンテンツを考えたようでした。
このような段階を経て、休校2日目の3月17日からe-learningの授業を始めることができたのです。
このスピード感は、先生一人一人の裁量権が大きく、「皆同じであること」にこだわらない、というアメリカ人特有の精神も大きいと思います。
当然、先生によって気合の入り方もまちまちで、毎日すごい動画をアップする先生もいれば、小さいお子さんを隣に座らせながら、絵本を読んでくれる先生もいます。
生徒の反応も違います。真面目で優秀な子は全部の課題をこなすだろうし、やらない子はやらないと思うので、やはり格差は広がるとは思います。けれど、個別対応がしやすいので、できない子に助けの手を差し伸べしやすいと思いました。
しかし、この状況はいつまで続くのか……不安は募ります。
先日のニューヨーク州知事のメッセージには、「感染拡大がいつ収束するかは、他者との距離を取ることがどれだけ徹底できるかによる。収束時期は夏頃になる見込み」とありました。
これを見て、まだ時間はかかるであろう、という覚悟はできてきました。
そんな親の不安をよそに、子どもは気の合う友達とチャットしたり、ZOOMで話したり、ゲームでオンライン対戦したり……。まさにコロナ時代を生きる新人類っぷりを発揮中です!(構成/AERA with Kids編集部)