子どもたち自身はすでにSNS を使って切磋琢磨したり、応援したりするコミュニティーを作っています。
今、学校の先生たちはオンライン授業の準備に翻弄されていますが、正直、いくら頑張っても大手予備校のサテライト授業にかなうはずがありません。
実施してきた年季が異なりますし、予備校は常に切磋琢磨して進化し続けているのです。そして、オンライン授業は目的意識がなければ達成できないということを改めて知るべきだと思います。
だからこそ、学校がオンライン配信で求められる教育プログラムは、先生からの建設的な働きかけだと思います。
生徒を脅迫することなくやる気にさせることができるプログラムです。
それはどういったものか。
私自身の考えでは、ガリガリ勉強させるコンテンツより、校長先生や先生のお話などのホームルーム講話みたいなものが徹底的に配信されると良いと感じています。
先生方の人間性がにじみでる魅力的なお話こそ価値です。むしろそのようなものは、リアル空間で大勢の前で話すより、オンラインのほうが一人一人の子どもに届きやすいかもしれません。
先生方、今こそどんどん配信してください。(構成=AERA with Kids編集部)
AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2020年 春号 [雑誌]
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