今や学校で行う勉強はほぼネットとオンラインでカバーできるようになりました。
そのような中、学校で一斉に授業を受けるメリット何なのか。
それは、「勉強をやる動機づけ」ができることだと思うのです。
「悪い点数を取ると再試験になる」「40人みんなが宿題を提出しているから私も提出しなければ」という動機づけ。これは子どもにとって強力ですが、どちらかというと、「恐怖の動機づけ」の側面があります。
もちろん、「みんな頑張っているから私もやろう」「あの子みたいになりたい」という生徒同士の承認や働きかけによる、「プラスの動機づけ」もあるでしょう。
学校の価値は勉強をさせることよりも、仲間、先輩、先生、コミュニティーから得られる気づきや他人を見ての学びが価値であると感じます。
その点、オンライン授業では動機づけが届きにくいというデメリットがあります。
真面目に取り組まない子に対して、学校だったら 呼び出して指導することもできますが、ネット空間は相手に電源を切られてしまったら、なしのつぶてです。つまり、オンライン授業では、恐怖の動機づけは届きません。
もし、しっかりした「動機づけ」さえできれば、リアル空間でもサイバー空間でもチームは存続できるし、子どもたちの動きが止まることもない。
ではどうしたら「動機づけ」ができるのでしょうか?
これは、リアルの動機づけもオンライン上での動機づけも一緒だとは思います。まずは生徒が実行したことを全て受け入れること。
1に承認
2に応援
3にさらに高い目標提案
4、そしてやる気をくすぐる。
この4つのプロセスになるでしょう。
ものづくりクラブは、何かをあるいは条件を形にすることが目標なので、みんなで目指すことがわかりやすいことに救われています。もちろん、思わぬトラブルや脱線することもしょっちゅうですが、そこから学ぶことも多いです。
そして、今回改めて気づいたのは、これらはオンラインでも十分できる、ということ。
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