医療資源の枯渇は「命の選別」にもつながりかねない、と津田教授は懸念を強める。
「イタリアなどでは人工呼吸器などの医療資源が足りなくなり、『誰を生き残らせるべきか』という、命の選別も迫られました。その場合、最重症の患者や後期高齢者などが『見捨てられる』ことになるでしょう」
国内では、軽症者を病院ではなくホテルなどに収容するシステムや、オンライン診療の導入も進んだ。しかし、医療をパンクさせないためには感染者を増やさないことが何より大事だ。一人ひとりが行動に留意し、感染予防に努めることが欠かせない。(アエラ編集部・渡辺豪)
※月刊ジュニアエラ 2020年6月号より
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