忘れないでほしいのは、法律はそもそも国民同士の暮らしがうまく調整できるように定めたものだから、おかしかったら、変えたり、廃止したりできるということ。18歳になったら選挙権も得られるよね? 自分の意見に近い議員や政党を見つけて応援することで、あったらいいなと思う法律ができたら、すてきだと思わない?

【三権分立】
国の権力を、法律を作る「立法権」(国会)、法律に基づいて政治を実行する「行政権」(内閣)、法律やその他の国家権力のしたことが憲法に違反していないかをチェックする「司法権」(裁判所)の三つに分けて、互いにチェックすることで国家権力の暴走を防ぐしくみ。

【違憲立法審査】
法律や行政行為が憲法に違反していないか審査すること。すべての裁判所に違憲立法審査権があるが、とくに最高裁判所によって違憲と判断された法律は早急に改正されなければならない。

【18歳成人】
成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる改正民法が2018年6月に成立し、22年4月1日に施行される。成人年齢の変更は146年ぶり。選挙に参加できる「選挙権年齢」は16年6月に、20歳以上から18歳以上に引き下げられている。

※月刊ジュニアエラ 2020年6月号より

ジュニアエラ 2020年 06 月号 [雑誌]

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AERA編集部
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