家族との会話は基本的にすべて英語。3人の子どもたちとは、アメリカの定番ボードゲーム、「Chutes and Ladders」「Hi Ho Cherry-O」や、カードゲームの「Spot it!」などを楽しんでいるそうだ。

「一緒に英語の本も読みますが、英語の読みがカタカナで書かれている場合は、線を引いて消しています。その通りに読んでも英語の音にはなりませんから。発音をよくしたいならば、読み方にとらわれずにネイティブが話す音をまねするほうがいいですよ」

 ジェイソンさんによると、Wikipediaに掲載されている英語の記事数は、日本語記事の約5倍。英語が理解できれば、それだけ得られる情報量も増えるということだ。

「日本語でアクセスできる情報は、基本的に日本で育った人が書いたものなので、物の見方が限定されがち。でも英語ができれば全世界の人の考えに触れることができる。一気に世界が広がりますよ」

厚切りジェイソン
1986年生まれ。米ミシガン州出身。お笑いタレント、IT企業役員。19歳のときに日本に留学。米国で大学院修了後、米企業の技術職を経て、米企業の日本法人立ち上げのために25歳で再来日。28歳で芸人デビューし、芸歴5カ月で「R-1ぐらんぷり2015」決勝へ進出。「えいごであそぼ with Orton」(NHK・Eテレ)にレギュラー出演中。

(文/木下昌子)

※AERA English特別号『英語に強くなる小学校選び2022』より

【AERA English特別号】英語に強くなる小学校選び 2022 (AERAムック)

朝日新聞出版

【AERA English特別号】英語に強くなる小学校選び 2022 (AERAムック)
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木下昌子
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