百瀬 蓑手さんが言うとおり、ICTの活用によって「教える」だけでなく、「学ぶ」機会がより創出されるでしょう。児童が自ら調べ、発表し、交流し合う機会が増えていくはずです。そこでは教科横断型とともに、子どもたちの「問い」から始まる、“生きた学び”や “自発的な学び”が実現するのではないかと思います。

蓑手章吾(みのて・しょうご)
ヒロック初等部スクールディレクタ。特別支援学校でのインクルーシブ教育や学習心理学に関心を持ち、教員を務めながら大学院に通い、「人間発達科学」で修士号を取得。小金井市立前原小学校を最後に退職し独立、公立でも私立でもない第3の学校として2022年4月に開校するヒロック初等部のスクールディレクタに就任。

百瀬 剛(ももせ・たけし)
宝仙学園小学校教務主任入学企画室主任。大学院に通いながら、就労継続支援B型事業所指導員、サッカーチームのコーチ、中学校の美術講師を務める。2000年から宝仙学園小学校に勤務。教諭を務める図画工作では、他教科と連携した「教科横断型」の授業や、ICTを活用して作品を実社会につなげる授業などを展開。

(文/磯田智見)

AERA English特別号「英語に強くなる小学校選び2022」から

【AERA English特別号】英語に強くなる小学校選び 2022 (AERAムック)

朝日新聞出版

【AERA English特別号】英語に強くなる小学校選び 2022 (AERAムック)
著者 開く閉じる
磯田智見
磯田智見

1 2 3 4