好きな人と1対1で話すのが難しかったら、友だちに協力してもらうのもいいかもしれないね!
■告白さえできなかった中学生時代
アプローチも、もちろん初めのうちはできなかった。年を重ねるにつれて、徐々にできるようになったという感じかな。よしおに初めて“恋人”らしき人ができたのは中学生のときなんだけど、自分からアプローチして、思いを伝えることができたわけじゃない。好きな人との間に友だちに入ってもらって、好きな人の気持ちを確かめてもらった。そうしたら、「どうやら両思いらしい」ってことが判明したんだけど、そこからどうしたらいいかわからなくて……。
いまだったら、告白して「付き合ってください」って言えばよかったな、って思うんだけど当時は本当に何もわからなかったんだ。いまみたいにネットで調べることもできなかったしね。お互いに誕生日プレゼントを渡し合ったり、ぎこちないデートをしたりしたけど、結局、自然消滅してしまったよ。
それでも経験は大事みたいで、高校生のときには好きな人に自分から告白することができたんだ。周りにも、ちらほら付き合い始める友だちがいたりしたから付き合う手順のようなものを学んだんだろうね。結果は、同じ人に5回告白して5回振られてしまったけどね!(笑)
高校を卒業してからよしおは1年間浪人生活を送っていたんだけど、そのときは1年間に5人の人に告白した。思いを伝えるというアプローチはスムーズにできるようになってきたころだね! ただ、全員に振られたけどね!(笑) おかげで勉強に集中できたよ!
よしおの友だちの女の子は、小学5年生のときのバレンタインデーに好きな人にチョコを渡しに行ったらしいんだけど、相手がすごくモテる男の子だったみたいなんだ。その男の子のことが好きな女子4人でチョコを渡しに行くという計画を立てて、いざ渡しに行ったけど、照れてしまって自転車のカゴに全員でチョコをつっこんで帰ってきたんだって(笑)
あっくん、大人たちの経験を聞いてどう思ったかな? 小学生のころから、好きな人とふつうに話せたり、アプローチ方法がわかっていたりする人のほうが少ないんじゃないかな?
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