――ポジティブですね! その後、息子さんは一人で行けるようになったんですか?
それがなぜか3年生になったら自分で学校に行けるようになったんです。それどころか帰宅後もランドセルを置いて、友だちと遊びに出かけるようになりました。本当に突然成長したみたいです。
今は6年生ですが、友だちといる時間がますます増えてきて。私に対しても、「あんまり人前ではベタベタしないでほしい」という態度を取るようになってきました。
ただ、つい先日の授業参観でも、恥ずかしそうにしながらも私のほうをチラチラ見ていて、すごく意識しているのが伝わってきましたけどね(笑)。
――まだまだかわいいですね。
でもそれだけに、息子が巣立ったときの喪失感が大きくなりそうで……。この3、4年ぐらいは特に、子育て以外で自分が輝ける道を準備しておかなければ、と意識しています。
これから子どもは子どもの人生を歩んでいくので、私は私で頑張らないと、って思っているんです。

自然がいっぱい!熊本での子育て
――現在は故郷である熊本で生活されています。子育てのしやすさはいかがですか?
私の暮らしている地域は、じゃぶじゃぶ池のある公園、遊具が充実した公園、広い原っぱがある公園など、遊ぶところが無限にあります。東京に比べて全く混んでいないので、のびのびと遊ばせられます。
自然も豊富で、近くの山にカブトムシも蛍もいます。近くに自然があることで災害の危険性もありますが、防災について学ぶ機会も多く、自然の豊かさも怖さも身近に感じられるのは、地方の良さでもあると思います。
野菜もお肉も素材そのものがおいしいので、蒸しただけ、焼いただけで、味付けも塩とオリーブオイルぐらいで十分なんです。子どもも手が込んだ料理よりも、そういうシンプルなものが好きだったりするので、調理も楽ですしね。
そうそう、ご近所の方におすそ分けいただく野菜やフルーツでお腹がいっぱいになっちゃうので、スナック菓子などの間食もあまりしなくなった気がします。そう考えると健康にもいいですよね。
