安浪:それ、ありますね。本人も「やると言わざるを得ない雰囲気」で育ってきた可能性もある。親の期待に応えようとして、ここまで来てしまった。だからこそ今、話し合うことが大事ですね。
矢萩:あなたの意見と私の意見を今の段階で、最新のものにアップデートしましょうよ、と言った感覚ですね。
安浪: 場合によっては、塾の先生に間に入ってもらうのが効果的かもしれませんね。子どもって親には言えないことも、先生には話せるということがよくあります。ずっと一緒に頑張ってきた塾の先生ならば、自分の現在の状況を客観的に見て話してくれるはずです。信頼できる先生に今の様子を伝えて、本人としっかり話してもらう。そこから親子の対話もうまくいくケースも多いと思います。
(構成/教育エディター・江口祐子)
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